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節目 [がんと生きる]

ついに、後厄からも抜ける年齢になりました。
今年は、車もぶつけてないし、このまま大人しく来年を待ちたいと思います。

先週まで、母の支配からの独立を掲げておりました。
が、しかし。。。

さあ、今までに私がどれだけ被害にあったか羅列するぞ、と勢い込んでみたとこで

母から押さえつけられた部分もあったけども、
今まで育ってきたのは母が世話をしてくれていたからだということにも
思い至りました。

そこにきて、
何気なくみていたバラエティ番組でがん患者のPTSDについて話されているのを聞いて
んん?とひっかかり、

更にがんセンターの論文をネットで見つけて流し読みして
んんん?とひっかかり、



私のするべきことは、母から独立すること、母を自立させることよりも

ちょっとは臨床心理もかじったんだし、
家族への治療的アプローチは自分がコントロールできなくて
本当に辛いけれども

母の中にある、点滴栄養しかとれなかった10ヶ月。
常に死の恐怖にさらされ続けたつらい入院体験。
それによって常に不安感がなくならないこと。
感情も恐怖ばかりが先立つこと。
手術により、体の機能が失われたこと。

などの感情を「でも」「だけど」「どうして」などの反論言葉を使わずに聞くことなのかも。
と、思いました。

名づけて、太陽作戦です。
ちょうど、今ピンチヒッターで行っている英語のバイトでも
幼稚園の子達に「太陽と北風」の本を読んでるところだし。



今までも、母のこと考えてきたし、いろんなラベルを貼りました。
「うつ」「認知症」とか、ね。

がんが再再発する前の母をすぐに思い出せないほどに
周囲にいる人を不安に巻き込むほどに大きな不安に常にとり付かれている母。
その状況は、ふつうとは思えないので、病名というラベルを貼って、
一応の理解をしたいと思うから、ついラベルを貼るのですが、

今度またがん患者のPTSDにラベルをとりかえて接してみようと思います。
私は、ずるいけど、実家と距離がある分、家族とはいえ、治療的アプローチができるかも。どうかな。



がん患者ではないけれど、PTSDの患者さんが言われて辛い思いをした言葉
と、いうのをネットで発表してたのですが、

全部思い当たる。
全部言ってきた。

「あなただけじゃない」
「こんなに元気にしてる人もいる」
「もっと困ってる人もいる」
「気にするな」
「それしか考えられないの?」

などなど。

私が母に今まで言われて地味に傷ついてきた!と主張するよりも
がん治療を通じて、ボロボロになっている母に対して、
励ましという見た目には間違っていない、正しいと思われる行為で
どれだけ母を傷つけ続けてきているのか。。。

おそろしくなりました。


さあ、ブログで言ったからにはです。
母の言葉を反論せずに、こないだベビマをしてる方の言っていた「ピンクゴールド」のオーラ
を出しながら、どれだけ受容できるのか。

やってみます。

昨日もね、電話口でピンクゴールドをひたすらイメージしながら
母と話したのですが、まずは私の気持ちが楽でした。
「また!そんなこと言ってるの!」って、責める気持ちでいるより全然よかった。

今日も続けます。
やってみます。



生きているならば、笑顔が多いほうがいい。



やってみます。



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岡田のりこ

こんばんは。

電話で「ピンクゴールド」、素晴らしいです!!

ベビーマッサージで、ママに「ピンクゴールド」を意識してもらうと、赤ちゃんの表情が確実に違います。
お母さまも電話口から愛を感じられたんではないかな。

「変わる」ということは、過去の自分を否定したり切り離したりするのではなくて、その自分も包み込む大きな自分になることだと思います。

cobachiさんも、お母さんだけじゃなくて自分自身も「ピンクゴールド」で包み込んでみてくださいね。

きっと大丈夫です♪
by 岡田のりこ (2010-11-12 19:57) 

cobachi

岡田さんへ

ありがとうございます。
必要なときに必要なことが与えられる感じ。
ちょうどグッドタイミングなブログでした。

今日も否定しない、ピンクゴールドって思いながら母と話しました。
とても私が楽だったし、
母もいつもよりも声の感触が違うような気がしました。

私自身を自分でも許している気がします。
この変化がうれしいです!!
by cobachi (2010-11-13 17:15) 

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