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親の介護 [介護]

東京から昨日、和歌山に戻りました。
空が広いです。


えーっと。
和歌山、東京をいったりきたり生活が始まることになりました。
今月末から。

出張がんばっているワーキングウーマンみたい。
毎週飛行機に乗るなんてかっこいいみたい。

母の見守りが目的です。
弟と弟のお嫁さんと父と見守り分担をして、
私も東京に行くことにしました。

それを了承してくれた夫に大感謝。

33歳で親の介護。弟たちにしたら30歳で親の介護。
介護といっても、母は自分で食事を取れるし、トイレも行けるのです。
ただただ、不安感が強くて。。。ひとりでずっと父の働いている時間いるのはきびしそう。

それを「わがまま」である。
「できないはずがない」と、思っていたので、

母のダブルストーマであるという身体の状態、
がんの再々発で、抗がん剤をやったというからだの状態、
ストーマになって以来続いている不安だらけの精神状態を

腹立たしく思うこともありました。
というか、「なんで!」と、腹を立てていました。

63歳という年齢で、なにを甘えているのだと。
もっと、かっこよくいてて欲しいって。

だけれども
かかりつけの病院を退院して、他院の精神科を受診したら
CTの結果、前頭葉の萎縮が認められると診断されました。

そしたら、
母の訴えている「できない」は、本当に「できないこと」なんだと納得できました。
そんなことないだろう、やれるはずだろうと、母の「できない」を否定し続けてきたけれど
前頭葉が萎縮しているから「判断すること」「整理すること」が難しい。
一度持ってしまった間違った認識を「訂正する」ことが難しい。

そうなんだ!と、気持ちが楽になりました。

萎縮具合は80歳代の萎縮よりも若干進んでいると言われて

悲しいことだけれども、ほっとしました。
母の性格が悪いとか、そういうわけじゃなく、本当にできないんだって。

そしたら、母への接し方が楽になりました。

母はずっとずっと「できない」と言いつづけていたのですが、
診断されるまでそれを本当の意味では信じていなかった私。

ごめんね。

幸い、弟と弟のお嫁さんと父と私とキーパーソンで関われる人が4人もいて
ヘルパーさんや訪問看護の方の手助けも受けられて
親戚も料理をしに来てくれたり、顔を見に来てくれたりして、

母は幸せだと思います。

元気だった頃の母が、面倒見がよかったからかな。

精神状態があまりに不安定だったので、母を入院させなくちゃ面倒見切れんと思っていましたが、
新しくかかった病院からの処方で、見た目にもだいぶ落ち着いてきているので
身体の状態が悪化するまでは、なんとか家族が見守って家で過ごせそうです。
夫は、体力がついたら和歌山へ連れてきて看たらいいともいてくれるし。

どうなることかわかりませんが、
感謝して、笑顔で、親の介護がやっていけそうです。

本当にありがたい。

ただ、ヨガの仕事はすこしセーブします。
せっかく通い始めてくれた方に申し訳ないのですが。
調整できるところはしていこうとは思うのですが。
今までどおりにはやれません。

と、いうわけで
さっきからあっちこっちに電話をかけて事情を説明しています。
親がいて、育ててくれたから今の自分がいるので
べったりはりつきで看られないけれど、
介護に関われることは、ある意味ありがたいです。
すべてを東京の父と弟と弟のお嫁さんに丸投げしたら、
(今までしてたけど)
心苦しい。

みんなにありがとうの気持ちで、母の残りの人生に関わりがもてます。

がんばっている人はたくさんいるだろうし、
もっと大変な介護が必要な人もたくさんいるだろうから、
私はそんなに大変じゃない気がします。
移動は7時間ぐらいかかるので、どこでもドアが欲しいけど。

今日の空みたく、スッキリした気持ちでいれているので、しあわせです。
とりあえず、今はね。
今がよければいいじゃないか!

今の気持ちを忘れずにいようと思います。




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