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アイルランドのおじさまたち [アイルランド旅行]

今日は昨日よりは暑さがやわらいで過ごしやすいです。
それでもクマゼミがシャーシャーと鳴いて夏らしい朝。

アイルランドの記憶が薄れる前に。

ようやくたどり着いたアイルランドのダブリン空港。
雨でした。やっぱり。

飛行機を降りて入国審査に並び、
いとこが先に審査に行ったのですが、
審査官のおじさんの質問になにやら困って
「なんていってるわからない」
と、いとこが振り返って私に言ったら!

「おまえも一緒に来い」と、審査官のおじさんに呼ばれました。
初めてです。
二人で一緒にパスポートを渡して
審査を受けるのは!

おじさんは、
「いつまでいるの?」
「何しにきたの?」
と、質問をしてフムフム聞いた後で
「で、兵隊はどれぐらい連れてきたの?」

「一人もつれてきてません」

「よし、楽しい旅を!」

えー!です。入国審査といえば、無愛想な人に
ポンポンはんこを押されるだけだったのに
アイルランドでは早速のアイルランドジョーク??

こんな入国審査初めて。

その後、雨の中、シートもかぶせられず雨にぬれっぱなしで
運ばれてきた飛行機に預けた荷物を受け取り

税関の通路が
「ユーロの国の人」
「それ以外の国の人」
「税関に申告するものがある人」
の3レーンに別れていたので
通路の手前で道案内をしているおじさんに

「日本からフランクフルト経由できたけどユーロ以外の人の出口に通っていいよね?」
と、聞いたら

「そんな遠くから来たのか!急いで通っていいよ!」と、
またもやアイルランドジョーク?

だいぶフレンドリーな国に来たみたい、と思いつつ
空港からバスでダブリン市内にはいってホテルのそばで降り、
さて、ホテルはどこ?と、傘を差しながら地図を広げたら

「何か手伝おうか?」と、おじさんが話しかけてくれたので
「ホテルに行くとこなんです。ブルームスホテルってとこなんだけど」
と、言ったら、
「一緒に行ってやるよ」
と。

「悪いからいいよー。どういったらいいか教えてください。」
と、行ったのですが、
「俺もそっちに行くとこだからいいよ。」と、荷物まで持ってくれそうな勢い。

いとこは強引な客引きか!と、身構えて
「荷物は自分で持てます」と、断り、疑いつつもおじさんについて歩き出しました。

「どこから来たの?」「俺も日本に行ったことがあるよ。姫路城がすばらしかった」
などなど話をしながら歩き、
大きな通りを渡るときに
いとこの荷物を見かねて持ってくれたり(疑われていると思っていたようで
通りを渡ったらすぐに返してきた!)
「ダブリンで見所はない?」と、聞いたら
「人生は終わりが決まっているんだ。欲張って焦ってはダメ。
ゆっくり歩いて面白いものを見つければいい」と、哲学的なことを言ってくれたり
しながら、5分ほどでホテルの前まで連れて行ってくれて

「じゃあ!」と、お礼もゆっくり言わないうちに歩き去っていきました。かっこいい!

アイルランドの人は親切。
到着したばかりでこんなにステキなおじさまたちに立て続けに会ったので
これだけで、すっかりアイルランドが気に入りました。

ホテルのロビーの横にあるパブで無事な到着を祝って
ギネスビール
giness.JPG
で乾杯をして、長時間移動でふらふらなのでビール1杯で部屋に引き上げ
部屋へ向かうエレベーターでまたもや!
陽気なおじさまと乗り合わせました。

「どこから来たんだ」「何しにきたんだ」「二人はどういう関係なんだ?友達か?」
と、矢継ぎ早に質問され、早口な質問に答えつつ私がおじさんに聞けたのは
「どこの人ですか?」だけ。アイルランドの人でした。

エレベーターを降りるときに「じゃあ、また一緒に降りて下のパブで飲もうか!」
とお誘いいただきましたが、疲れてるからもう寝るよ。と辞退して
おじさまフルな一日を終えました。

アイルランド、いい人の国でした。
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