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やっとやっと [がんと生きる]

うれしいニュースがありました。
http://mainichi.jp/select/science/news/20090130k0000m040094000c.html
以下記事抜粋
厚生労働省の薬事・食品衛生審議会部会は29日、抗がん剤「ドキシル」(一般名ドキソルビシン塩酸塩)を卵巣がんの治療薬として承認することを了承した。薬事分科会を経て、4月にも正式承認される見通し。ドキシルは99年の米国を皮切りに世界約80カ国で承認されており、日本の承認が欧米より遅れる「ドラッグ・ラグ」の典型とされていた。

このブログを始めた頃、母の卵巣がんの再発がわかり、
母の治療をサポートしながら、卵巣がんについて自分も調べる中で
日本のがん治療の現状に憤っていましたが、

やっとやっといいニュースが。あれから、もう4年になります。

2006年、このブログでもお願いして早期承認の署名活動をさせていただきました。
そのときにいただいた励まし、今もうれしく思っています。
なかなか、実を結ばないように見えましたが、やっとやっと!!

今もドラッグラグを解消するための署名は今も続いており、メディアでも取り上げられ
日本テレビの動画 http://www1.ntv.co.jp/action/theme/08/

現在のべで18万筆という署名を集めているとのこと。

卵巣がんは再発が多く、よく効く薬もあるのですが、
繰り返し使用することで、第一選択薬の薬にがんが耐性を持つようになってしまうと
日本の現状において、次に使う薬は、更に副作用のきつい薬だったり、
治療薬がないという状態になったりしてしまうのです。

今回承認される予定のドキシルという薬は夢の治療薬ではありません。
世界では普通に使われている薬で、ものすごく効くというものではありません。
が、
第一選択薬に耐性を持ってしまった患者さんにとって副作用の抑えられた価値ある薬なのです。

何度も言いますが、世界各国では普通に使用されている薬なんです。
日本が遅れすぎているだけ。

今までに何人もの患者さんが、日本の現状で使用できる薬で、治療できない状態になってきたことか。

副作用の軽いドキシルを使用したくても保険が利かないので、自己負担で輸入し、
その薬を投与してくれる医師を自分で探す。
そんなことまで、病気の体でしなければいかなかった。

使いたくても使えなかった。
署名活動を一緒にしていたけれど、もう会うことのできない人も。
治ることはできなくても、がんと共存することができるぐらいに
家族と過ごす時間を少しでも長くするために笑顔をもう少しみるために。
この薬、欲しかったんです。

長かったです。
そして、一刻も早く現場に薬が届くことを願います。

がんは特別な人だけがかかる病気ではありません。
脅すつもりはないです。
でも、卵巣がんは女性なら誰でも可能性があります。

自費になりますが、卵巣がんのチェックをして欲しいです。
25歳を過ぎたら年に一度、30歳を過ぎたら必ず!年に一度。

私もやっています。飲み会に一回行ったぐらいの金額で安心が手に入ります。
早期発見して、元気に人生を楽しみましょう。

このブログも気づけば4年。
ヨガブログとして始めたのにいろんなことを書いてきました。
発信場所も東京から和歌山に移動。

こんなつたないブログも読んでくれる方がいるから続けられます。
いつもありがとうございます。

最近、パートのことでぐったり疲れることが多く、昨日は落ち込んでいたのですが
今日はこのニュースで元気が出ました。

生きていられる今、落ち込んでいる時間はなるべく短く
楽しんで過ごす時間はなるべく長く!

これからもどうぞ、お付き合いくださいませ。



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