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不可能なことなんてない [ヨガのこころ]

私の背中は硬い。
私の肩は硬い。
私の体は硬い。

生まれつきとても柔軟という人もいる。

私はそうではない。

「不可能」なんて何もない。
と、私のヨガの師、マスタースダカーは
繰り返し私に伝えてくれる。

去年の春。
私は、チャクラアサナ、アーチのポーズで
頭を床から持ち上げるのは、
1回が限度だった。

腕が伸びなくて、肘も曲げたまま。
肘を伸ばすと、いう動きをしなくてはいけないのは
わかってはいるけれど、実際に自分の体ではできなかった。

去年の夏、
The Practice という講座を受講。
チャクラアサナを5分キープする仲間の姿を見た。
涙があふれた。

私は、きっと彼女が続けてきただろう努力をすることもせずに
「だって、できないもん」と、言い続けてきたことに気が付いたし

努力を続けたらできるんだよ。
と、いう私の先を歩く彼女に手本を
見せてもらえたと思ったから。

私の背中は、とっても頑固で、
ちょっとでも動かそうとすると
汗が噴き出した。

師に直接教えてもらい、
仲間に汗でまみれた背中を支えてもらい、
腕を支えてもらい、練習を続けて
ちょっぴりちょっぴり動き出した。

チャクラアサナで、5回頭を床から上げられるようになった。

ウシトラアサナからチャクラアサナ降りられるようになった
太ももが疲れると頭で着地しちゃうけど

苦手だったアサナだから、
「チャクラアサナ」と、指示されると
できな~い。嫌だ~。と思っていたのに

「はいはい」と、思えるぐらいに体と仲良くなった。

そしたら!
今度は、チャクラアサナで歩くように指示が出た。

一歩も歩けない。
みんなが横でフーフー言いながらも何往復もしていくのに
私は、一歩も歩けない。頭を着地させてズルして1歩?

運動は苦手。
体育は苦手。
水泳を習いに行ったけど、
友達がみんな4種類の泳ぎが泳げる1級をとってからも
私は平泳ぎで検定に受からずに2年ぐらい平泳ぎから進めなかった。

できない経験がぶわ~っと思い出される。
でも、そこですねたら終わりだ。

だって、実際には、
時間はかかったけど、4種目泳いで個人メドレーも泳げるようになった。

平均的な会得スピードより、
時間がかかる。
それだけ。

さっき、自主練をしていて、チャクラアサナで歩いてみた。
そしたら、歩けた。ヨガマットから、窓のところまで。
こないだは、2歩歩けるようになったと喜んでたのに
今日は4歩か、5歩歩けた。
窓がなければもっと歩けるぐらいな
体の感覚だった。

「不可能なことなんてないんだよ」
できない=ずっとできない
ではない。

根性論ではなくて、正しく練習をすれば、
正しい体の使い方が頭と体で分かっていけば、
長年間違って使ってきた体がほぐれてくれば

私にもチャクラアサナで歩くができる日が来た。

私の最初に教わったヨガ教室で言われたこと。
「体が硬くても、ポーズができないなりに、ヨガの指導はできる」
自分の特性を生かしなさいというアドバイスだったのだろうけど、
今は、それは違うと思う。

体が硬かったから、初めから上手にはできなかった。
だけど、体と対話する方法を教わって、練習を続けてきたから

できなかったことができるようになり続ける人でいられそうな気がしてる。

不可能です。限界です。って、
自分が決めて自分が自分をあきらめなければ
私には、まだまだできることがありそうです。

なんせ、できないことが山のようにあるから!!

そして、生徒さんにも言える。
「わかる~!私もそうだったから!」って。
「でも、練習続けたらできるようになったんです」って。

不可能なことなんて、きっとない。



タグ:ヨガ
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